tange's daily squandering

I walk. I talk. I write stuff.

寝過ごしてオックスフォードに行けなかった話

 

本当は今日ルームメイトとオックスフォードまで日帰り旅行をするつもりだった。

数週間前に電車の往復券も買って席も予約していた。

 

なのに

 

オックスフォードまで行く予定自体をすっかり忘れて、のんびり10時に起床(電車は8時前くらい)。

 

もう本当に大間抜け。

流石に自分に腹が立ったよ。

どこにぶつければいいのこの怒り……

 

 

実際チケットは割引を活用しまくって買って、ロンドンのパディントン駅からひとり破格の£7.52(約1,100円)だったから、大した打撃ではないんけど、問題はそこじゃない。

旅行に行くと決めて忘れてたっていう自分のど阿呆さ。

 

しかもルームメイトも忘れていた!ってなんなんだこれは(笑)

 

 

そもそもなんで忘れたのかっていうのをちょっといろいろ考えてみたけど……

 

⑴ カレンダーに書き忘れていた

⑵ 旅行の詳細な計画をたてていなかった

⑶ チケットがめちゃくちゃ安すぎて「旅行のために買いものした感」がなかった

⑷ そもそも最近物忘れが多い

 

日帰り旅行で甘く見ていて⑴〜⑶が原因になった気がするけど、そもそも本当に最近物忘れが激しいんだよなあ。

今回の旅行以外にも、ルームメイトとちょっとした話をしてて「なんで覚えてないの!」と指摘されることが多いし、映画とか内容以前に観たかどうか忘れてることもある。

おかしいな、わたし記憶力には結構自信あるのに!

 

労働から離れて早1ヶ月が経ったけど、ソーシャルな場所に出かけるのが苦手だからだいたい家にいるし、同じフラットの人とも生活時間が違うから(わたしがダラダラしているから)会わないし、人と話す機会が全然ない!!!

「週末何するの?」なんて世間話でもしてたらオックスフォードに行くことも覚えていただろうに……と後悔。

最低限のコミュニケーションは大事ですね。

 

早く働こう、そしてオックスフォードに行こうと思った土曜の夕方でした。

 

 

中島みゆきさんを聴きながらひとり反省中。

youtu.be

書き続けることの難しさと、伝えることの素晴らしさと

 

特にオチはないのだけれど。

 

 

 

前回の記事でおすすめの本を紹介したときのこと。

 

tangerine-squandering.hatenablog.com

 

 

ここで紹介した"BIG MAGIC"という本、ポジティブメッセージが詰まった背中を押してくれる本である。

著者は"Eat, Pray, Love (食べって祈って恋をして)"の作者でもある。

「書くこと」や言葉・文字に興味があるからか、作家の書く「書くこと」についての本は結構好きだ。

そしてOLやってる癖にビジネス系の自己啓発本を読むのは苦痛でたまらない。

"BIG MAGIC"は「書くこと」だけでなくクリエイターや何か始めたい人に向けてあるけど、スティーヴン・キングの『書くことについて』は作家に求められる姿勢から実際の技法まで親切に書いてあるし、荒木飛呂彦の『荒木飛呂彦の漫画術』もそれの漫画版といったところで、楽しんで読ませてもらった。

 

書くことについて (小学館文庫)

書くことについて (小学館文庫)

 

 

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

 

 

 

こういう方達の著書を読んでいて、一番励まされ、また好きなのが「とにかく書き続ける」ことの大切さを力説されているところだ。

「ちょっと興味がある」「これをするのが好き」誰にだってあるけど、その情熱を持ち続けて継続できる人は少ない。

そしてその中で上に挙げた本を出すくらい有名になれる人なんてほんの僅かで、そ子にはきっと運も才能も必要になるのかもれないけれど。

でも続けないと、それがあるのかさえもわからない。

「書くこと」一つとって言えば、スポーツと違って時間的な制限が少ないところがいい。

おばあちゃんになって有名になるかもしれないし、ならなくたって好きに物を書いてると何もしないより少しは人生の充実度が高そうだ。

この辺は結構みんな大きく構えてやっていて、上に挙げた作者も他で生活費を稼ぎながらいつか作家になると信じて書き続けた。

結果的におばあちゃんやおじいちゃんになる前に作家デビューできたわけだけど。

tangerineの2015年ベストアーティスト賞に輝いたバンド[Alexandros]も遅咲きと言われているらしいけど、おじいちゃんになってもデモテープを送り続ける気概があって会社員をしながら音楽をやっていたとどこかの記事で読んだ。

 

なんでこんなことを考えたかというと、もう少しで会社を辞めて新しい生活に移行するから。

そこで何を第一優先にやっていくかを決めなければいけない。

だから何が自分の生活を豊かにしてくれるのか、温めてきたことに挑戦しながら考えていこうと思っている。

大きな肩書きを得ようとかお金持ちになりたいとか、ゆとりらしくあまり欲はないのだけれど、自分が居心地よく豊かな人生を送りたいから。

 

昨日久しぶりに昔好きだったネット小説を読んだ。

昔好きだったと言ったけど、今もちゃんと好きな作品だった。

中学生の時にネット小説が流行って、でも「恋空」とか人が死んじゃう悲しい結末は好きじゃなかったから、なんとなく避けて通ってたところ唯一好きだったのがこの作品だった。

どうやって辿り着いたのか忘れたけど、その頃ちょうどUK音楽に興味を持ち始めた頃で、それ関連のランキングサイトからだったかなぁ。

日本人の女の子達がバンドを組んで憧れの地UKでデビューするという青春恋愛小説である。

中学生の頃に好きだった本には、残念ながら大人になって同じように感動できなくなった本もある。

でもこのネット小説、数年に一度思い出して何回か読んでいるし、その度にやっぱり面白いと思うし、少女の気持ちを取り戻させてくれる作品でもある。

そのサイト自体は10年間全く更新されていないけど、ありがたいことに本編は残っているから、時々こうして読んでいる。

作者の方はブログも書いていて、主に洋楽について(いい意味で)女の子の視点で面白い話を書いてらっしゃった。

今読んでも楽しいのだけど、こちらももう10年更新はされていない。

最後のエントリーが妊娠何ヶ月かの時期だったようで、その後お子さんが産まれて忙しくなったんじゃないかと思っている。

 

わたしがこの作品に出会った時にはもう全て物語が完結していて、サイトの更新は停滞していた。

それでもそんなに時間は経っていなかったから、掲示板に感想や応援コメントを書けば良かったと後悔している。

書いたからと言って、その方が作品の番外編を続けてくれたかというと違うと思う。

でもやっぱり伝えたかったし、歳は全然違ったけどUK音楽の話もしたかったし教えて欲しかったし友達になりたかったと思う。

その人にたくさんインスピレーションを受けたこと、書き続けてほしいこと、伝えたかったなぁ。

わたしも細々と音楽に関する記事を別サイトで書いたり(最近は停滞中)、このブログでも書いたりしたけど、その人には全然及ばないなと思う。

それでもこの前友人に、わたしが紹介する音楽が好きだから記事読んで全部聴いたって言われた時は純粋に嬉しかったから。

 

何が言いたいのかよくわからなくなった(よく迷子になる)けど、一日ずっとこんなことを考えてた。

でも仕事柄目を酷使したのか、帰ってきて家で2時間くらい仮眠して目を休ませるまで全くPCを見れなかったし書ける状態じゃなかった。

GWはブルーライトカットのメガネを買いに行こう。

そして少しずつ何か書いていこうと思います。

 

 

tangerine

 

 

友人におすすめの本をきかれたので、真剣に考えてみた【推薦本10冊】

 

最近都内から、都外へと引っ越した友人。

結婚して旦那の職場との中間地点に引っ越した結果、通勤時間が1時間以上になってしまったとのこと。

とはいえ、彼女の通勤時間はピークを過ぎているのでちゃんと電車は座れるそうです。

そんな話をしてたら、おすすめの本ない?という話になったわけです。

 

そこで彼女の期待に答えるべく、過去2年で読んだ本をブクログで探ってピックアップしたので、ここでも共有したいと思います。

いい本巡り会えていない方、暇を持て余している方、参考になれば幸いです。

 

 

一人旅に出たいとき、自分の人生について考えたいときに読む本

 

サマセット・モーム著 『片隅の人生』

モームの『月と六ペンス』が結構好きだったので購入して読んだら、人生の本棚に置きたい本に。

新訳は分かりやすくおすすめです。

モームのどうしようもない人たちを愛おしく描く世界観がすごく好きです。

不条理なこともありのままの姿としてまるっと愛してしまう。

遠くへ旅に出るときはそのくらいの器の広さが必要なんじゃないかなと思います。

 

片隅の人生 (ちくま文庫)

片隅の人生 (ちくま文庫)

 

 

 

アガサ・クリスティー著 『春にしてきみを離れ』

アガサ・クリスティーのミステリーでない本。

彼女の作品を読んだ方は十分おわかりだと思いますが、彼女は人間の本質を書き出すのがとても上手な作家です。

それがミステリーでない分野でも十二分に発揮された名著です。

自分と縁遠い土地で一人になると、普段考えないことまで深く考えてしまったり当たり前だったことがそうでなくなったり。

良妻賢母を演じてきた主人公は家庭から離れ、本当に独りになったときに何を考えたのか、一人の旅は彼女を変えたのか。

終盤に主人公の夫が娘に贈った言葉は一読の価値ありです。

 

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

 

 沢木耕太郎著 『深夜特急

一人旅のバイブルですね。

カラフルでお洒落なガイドブックだとか、逆に危険地帯だけを巡ったようなヴィレヴァンに置いてありそうな危険地マップなんかはあるけど、気取らないありのままの街の姿や過酷な貧乏旅行を淡々としたトーンで書いている旅行記はそんなに多くない気がします。

しかもアジアから始まりロンドンまで。

わたしが読んだのは香港・マカオ編ですが、イギリスに行く前にちゃんと最終巻も読みたいところです。

 

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

 

 

 

森見登美彦著 『夜は短し歩けよ乙女

この本を読んだら、必ずはしご酒がしたくなります。

夏のにおいが残る京都ではしご酒、日本だけと言わず海外もどうぞ、旅の出会いも一期一会、でも治安が悪すぎないところにしてね。

新しい街に新しい出会いに、おいしいお酒で乾杯したくなる、やさしい気持ちになる本です。

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

 

 

青春時代を思い出したいときに読む本

 

でもスポ根モノはちょっと苦手...

そんな人におすすめしたいのがこの本です。

 

原田宗典 『平成トム・ソーヤー』

青春=野球部や吹奏楽部、ダンス部だけじゃない!

青春なんて人それぞれ、だとしたら盗みに青春をかけるのもアリ...?(法律的にはナシです)

出会いも別れも恋愛も卒業も、きっとあなたが想像しないリアルでリアルじゃない青春の冒険がこの本にはあります。

 

平成トム・ソーヤー (集英社文庫)

平成トム・ソーヤー (集英社文庫)

 

 

 

 

ライフスタイルを見直したい、変わりたいときや背中を押してほしいときに読む本

 

ジェニファー・L・スコット 『フランス人は10着しか服を持たない』

アメリカ人の著者がフランス留学中に学んだ「少ないモノで豊かな生活」

昨今のミニマリストブームとも繋がりますね。

服だけに限らず、モノを多く持つことが豊かさなのか?本当に自分に必要なものは何なのか?と自分の生活を見直すきっかけになります。

自分のワードローブを見直して、自分にぴったりくる10着を探してみませんか?

服以外のところで言うと、わたしはこの本を読んでテレビと別れる決意をしました。

テレビがない今はあった頃より確実に幸せです!

 

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~

 

 

 

 

Elizabeth Gilbert "BIG MAGIC"

"Eat, Pray, Love(食べて祈って恋をして)"の著者が書いた自己啓発本

この手の本ってどうしても苦手で自分でも読みたくないし、他人にも薦めたくないのですが、見た目のかわいさがこれをカバーしてくれています。

インスピレーションの妖精だとか、わりとスピリチュアルなそして感覚的な話も多いですが、とりあえずポジティブに背中を押してくれる本です。

この本を読んだら、もう前に進む以外の選択肢はありません!

 

その中からも好きな言葉を2つ。

1. When courage dies, creativity dies with it.

2. Most things have already been done- but they have not yet been done by you.

 

Big Magic: Creative Living Beyond Fear

Big Magic: Creative Living Beyond Fear

 

 

わたしが読んだのは原版ですが、いつの間にか日本語版も出ていました。

 

BIG MAGIC  「夢中になる」ことからはじめよう。

BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。

 

 

 

 

ミステリーの名作たちを愛でる

 

アガサ・クリスティー著 『ゼロ時間へ』

再び登場のアガサ・クリスティー

私が彼女にドハマリしたきっかけの本です。

序盤で殺人が起こらないことから、一体誰が殺されるの?と思いながら読み進めなければなりません。

すべての登場人物を魅力的かつリアルに描いているところはさすがクリスティー

こんなに楽しめるミステリーがあるとはと感動した作品です。

 

ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

 

セバスチャン・ジャプリゾ著 『シンデレラの罠』

すっきりしない、もやっと系が好きなら大好物なはず。

主人公が探偵であり犯人であり被害者であり証人という訳がわからない4役、そして登場人物のドやミという名前の奇妙さが物語の雰囲気を盛り上げます。

フランス推理小説大賞を受賞した名作です。

 

シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)

シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)

 

 

 

江戸川乱歩著 『孤島の鬼』

おすすめするのに少し躊躇してしまうけど、日本に生まれたからには読みましょう、江戸川乱歩

なぜ躊躇しちゃうってトラウマになるからです。

最初に出たとある登場人物の深い傷の話と最後繋がったときの「ああ、なるほど」というのと出てくる人や起こることが気持ち悪すぎて正直それしか覚えていません。

まじでこわいです。

でもこの奇妙さの種類って多分日本独特のもの、ぜひ読んでわたしとトラウマを共有してください。

 

江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)

江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)

 

 

 

 

 

以上 10冊を厳選したので、次に会った時に友人に薦めてみようと思います。

通勤時間暇してる方、ぜひ読んでみてくださいね。

 

 

tangerine

 

EDMに飽きた人、苦手な人に読んでほしい!ここ1年の聴くべきEDMとDJ音楽をピックアップしてみた。

 

 

EDMは死んだ

 

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2014年にdeadmau5がEDMの死を予言し、2016年にはEDMの死が確実視された。

世界各地に広がったUltraを始めとするEDMフェスに、DJの長者番付ランキングなど、EDMは大きくなりすぎたと言われた。

音楽産業に大きなインパクト、そしてビッグマネーをもたらしたが、一過性のブームに過ぎなかったと。

 

今となって思うのだけれど、EDMはビッグウェーブだった。

EDMのベースを築いてきたDJ達がいて、それを世界を巻き込むほどの大きな波へと仕上げたEDMの申し子達がいて、元祖のレイバーやら、波に乗ったり飲み込まれたりした新鋭のDJや他ジャンルのアーティスト、パーティーピーポーがいた。

「EDMを音楽と認めない」クールな人たちでさえ、こうやってEDMについて嫌いだとか話題にせざるを得なかったしね。

 

確かに荒れ狂うような大きな波はなくなったと思う。

EDMというのが音楽のジャンルそのものをさすというよりは、世界各地のフェスを自家用ジェットで飛び回るDJがいて、彼らが創り出し回す音楽に花かんむりをつけた人びとが熱狂して、お互いへのLoveとかRespectを表明したり、今日の平和への祈りをシェアしたりする非日常な体験に近いところがあったと思う。

EDMは現代的平和ムーブメントだったし、私たちにその絶景を見せてくれた。

 

でも今となっては誰もinstagramでシェアされるDJの綺羅びやかな生活に驚いたりしない。

大多数の人はもう花かんむりをつけてお台場に出かけることもない。

 

EDMが死んだから?

 

Maybe,

 

じゃあエレクトロダンスミュージックという音楽それ自体も死んだから?

 

 

Maybe not.

 

EDMというビッグパーティは落ち着きを見せても、エレクトロダンスミュージックは死んではいない。

最近だとポップもEDMも区別がつかなくなっていると言われるように、違うジャンルの中にも影響を及ぼし根を下ろしている。

それに、前にも増して多様性もある。

EDMの死が叫ばれてからも、これぞEDMというサウンドを作り続けるDJ、ファンクサウンドを取り入れたCalvin Harrisに代表されるように新境地を開拓したDJ達がいる。

彼らは精力的に活動を続け、このブームと共に去ってたまるものかと今日まで生き残ってきた。

この記事ではパーティが去った後に生まれた「本当の」エレクトロダンスミュージックの名曲たちを紹介していきたい。

 

*選曲の基準=大きくランキングに影響を受けながらも、その中でも個人的に良いと思える「踊れる」音楽を基準に選びました。またEDMとされるものだけでなく、派生するジャンルやエレクトロ音楽のDJによる曲もピックアップしています。

 

 

David Guetta ft Justin Bieber - 2U 

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EDMのブーム先端を走っていたDavid Guettaによる2017年の大・大・大ヒット曲。

最近はあまり目立った活躍がなかったけど、これまで"Sexy Bitch"から"Where Them Girls At"まで彼の勢いは本当にすごかった。

このビッグDJが作り出したのがこれ、"2U ft. Justin Bieber"

 

Justinを起用してるのももちろん大ヒットの要因でしょう。

スキャンダルも多いし、個人的には彼にアイドル的な魅力も感じなかったけど、Justinは純粋に良いシンガーだと思う。

彼自身の曲もそうだけど、フューチャリングするアーティストとしても絶対間違いがない。

同じく2017年に大ヒットしたラテンソング"Despacito"を聴いたら、実はJustinの声がどれだけ甘いかってことがわかるはず。

 

youtu.be

 

癖がなく爽やかで甘い声がどんな楽曲にもマッチします。

しかも大ヒットを呼び込むこと間違いなしでございます。

これ何の宣伝?(笑)

 

Justinの声が乗ったメロディが「緩」なら「急」がしっかりついていて、ただ甘いだけでないかっこいいナンバーに仕上がっているのはDavid Guettaの手腕。

オリジナルMVより再生回数が多い(何と約3.5億回!)美しいビクトリアシークレットのエンジェルたちにも癒やされる。

 

 

 Martin Garrix & Troye Sivan - There For You

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わたしが推しに推したい個人的なベストがこれ。

Martin Garrixと言うと、"Animal"とか"Tremolo"に代表されるようにバッキバキサウンドのイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか。

ここ最近はDua Lipaをフューチャリングした"Scared To Be Lonley"みたいな聴かせるナンバーも多いです。

"There For You"も間違いなく聴かせる、というよりもはや聴き惚れてしまうこのナンバー、美少年(Troye Sivan)の美声+Martinの生み出す綺麗な中にも力強さが残るサウンドの組み合わせが最高です。

 

 

Martin Garrix & Brooks - Byte 

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いやいや、俺はMartinの初期サウンドが好きなんやで!という人にオススメしたいのはこちら。

Martin感をビシビシ感じてください。

あと"Pizza"あたりもオススメです。

 

 

David Guetta, Martin Garrix & Brooks - Like I Do

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ここで紹介したいのが、David Guetta, Martin Garrix, Brooksによるこのトラック。

控えめに言っても最強の布陣です。

EDM界のレジェンドが生み出す親しみやすい曲調にMartin+Brooksの強めのサウンドが相まって、癖になるトラックに仕上がっています。

もはや「EDM死んでいなかったのでは?」と思わされる一曲。

 

 

The Chainsmokers & Coldplay - Something Just Like This

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2017年、人々を一番驚かせたのはこの楽曲ではないでしょうか。

ヒットを連発して脂が乗りまくっているThe Chainsmokers+ハズレがないColdplay=大ヒット、この式わかりますね?

何とYouTubeの再生回数10億突破です。

美サウンドクリエーター2組による、いい意味で万人受けしやすい踊れるナンバー。

 

EDMにも果敢に参入するColdplay、怖いものなしか。

音楽界を牽引するベテランなのにこのチャレンジ精神ですよ、みなさん。

4月だけ意識高めで、GWに忘れてそのあと3月までぐうたらし続けるわたしと大違いです。

Coldplayはアルバム毎に新しいことをやってるし、それぞれテーマがあってかっこいい。

ただEDMに乗っかったようにはなっておらず、VerseはColdplay感が出てているのがさすがです。

 

あとThe Chainsmokers=美サウンドみたいになってるけど、"Selfie"作ってたのも彼らだからね。

 

youtu.be

 

 

The Chainsmokers - Paris

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2017年夏に一番聴いた曲。

ちなみにMVは上に貼ったLyrics Videoがおすすめです。

Alexis Renが最高にかわいいので。

 

"Paris"は最近のThe Chainsmokers美サウンドを代表する曲ですね。

思わず口ずさみたくなる美メロが、今となってはThe Chainsmokersの真骨頂。

いやー、"Selfie"からの変貌がすごいしこわい(笑)

 

このゆったりしたVerseから力強い見せ場にっていう展開は"Closer", "Something Just Like This"どころか、ほかのEDMにも通ずるところがあるし、ポップスであれロックであれ王道的な作りなんじゃ...と思うのだけれど、それでも飽きずに聴いてしまいます。

ポップもEDMも境目なんてありゃしないみたいな話がありましたが、The Chainsmokersはまさしくこれに貢献していますよね。

2017年は"Something Just Like This"も含めて、彼らの年だったのでは?

 

※2018年も衰えていません。

 

youtu.be

 

 「甘美なサウンドで多くの人々を酔わせた罪」で捕まらないかなぁ。

 

 

Kygo, Selena Gomez - It Ain't Me (with Selena Gomez)

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YouTubeでEDMを検索すると、かなりの確率で検索結果に登場するのが"Kygo Mix"

みんなKygo大好きすぎですか。

Kygoの功績は、プログレッシブだったりトラップだったりしたところに(トロピカルサウンドとよく言われていますが)チル系の要素をもたらしたところ。

 

病室で眠る恋人の前でスマイリーのTシャツを着て踊るなんて不謹慎すぎですが、全部Kygoの音楽のせいなんです。

Sing alongできるパートに、彼特有のトロピカル感の混じったサウンドの戦略的なこの曲に、踊らない人なんていますか?

 

 

Galantis - Rich Boy (Official Lyric Video)

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実は最近一番推してるのがGalantisです。

GalantisはわりとEDMっぽく分かりやすい曲が多くて耳に残りやすいくせに、「もうEDMなんて流行んないよね」的な古さが全くなく、むしろフューチャーサウンド感があるというのが勝手な印象。

わたしの頭の中では20XX年の人間と宇宙人とその他の種族が宇宙平和的に一緒に踊っています(笑)

Seafoxというこの不思議なお面のせいでしょうか...

超主観で書いてしまいましたが、音楽なんて超主観なトピックですよね。

お許しください。

 

 

Galantis - Salvage (Up All Night) feat. Poo Bear

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もう1曲、Galantisから。

実はこれがGalantisにハマった曲でもあります。

 

そして気になるPoo Bear...くまのプーさん

彼、Justin Bieberの"What Do You Mesn?"などに代表されるヒット曲を手がけたことで有名らしいのですが、プーさんというからには純粋な可愛い少年(プーさんというよりクリストファーロビンソン寄り)に違いない!と思って調べてみたら(笑)

気になった方は調べて欲しいのですが、まぁクリストファーロビンソンとは程遠い、お腹がいい感じにプーさんな優しそうなおじさんでした(笑)

 

 

Calvin Harris - Slide ft. Frank Ocean, Migos

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最後にこれは聴いとかなきゃいけないよなというDJ兼プロデューサー。

冒頭の記事でも名前を出したCalvin Harrisです。

EDM的な路線から一気に志向を変更し、ファンクサウンドを展開しました。

いい意味で期待を裏切ったアーティストで、本来のディスコを追求していく姿勢が素晴らしいです。

 

それにタイミングが良いですよね。

もうみんながEDMいいや〜となった時にこの音楽。

ちょっと前まで彼自身がバリバリに作ってヒット飛ばしてたのに...

証拠↓ 

youtu.be

 

そこでこんな完成度が高いもの出されたら、そうそう!こういう音楽で踊りたかったんだ!と素直に歓喜してしまう。

さすがMartin Garrixに師匠にしたいと慕われているだけあります。

 

タイミングが良い件は置いといて、そもそも彼のルーツがディスコだったので、原点回帰したという感じでしょうか。

1stアルバムの名前も"I Created Disco"だし、以前はyoutubeのユーザ名もicreateddiscoだった気がするんですが...

今となっては変わってしまっているので確かめようがありませんが。

 

youtu.be

 

どんだけ女の子好きやねん(笑)

 

 

 

 

さて、絶対聴くべき!と推したいのはここまでですが、おまけにもう少し幅広にEDMやDJ音楽を雑に載せていきたいと思います。

もうしばらくお付き合いください。

 

Alan Walker - The Spectre

youtu.be

 

個人的にあまり好みのサウンドではないのですが、こういうジャンル好きな人にはおすすめ。

絶対好きでしょ?

好みが合わないのが残念です、来世でお会いしましょう。

 

 

Marshmello - FLY

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個人的に苦手なMarshmelloですが、この曲は結構いいなと思っています。

綺麗さに混じる癖の強いベースサウンドが特徴的。

音響が良いクラブで聴いたら、絶対気持ちいいやつ。

 

 

Mura Masa & Charli XCX - 1 Night

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イントロから中毒になる一曲。

Mura Masaはご察しのとおり、日本の名刀「村正」からとられています。

ちょっと親近感。

 

  

Jonas Blue - Mama ft. William Singe

youtu.be

 

これを聴いたあとにあなたは必ず口ずさむ。

Mama mama mama mama~~♪ 

 

 

CamelPhat & Elderbrook 'Cola'

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かっこいいし、おしゃれ。

これを聴いてたらモテそう。

2018年グラミー賞のダンスミュージック部門でノミネートされました。 

 

 

Bonobo: Bambro Koyo Ganda (feat. Innov Gnawa)

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少し毛色が違いますが、Bonoboも聴いてほしい。 

ディープなところまで突き詰めたい人にオススメ、エクスペリメンタルなサウンドが多いです。

 

 

 

 

 

いやーーーーーー、疲れた。

この記事を書き上げるまで、約2週間かかってしまいました。

 

「EDMは死んだ」なんてカッコつけた書き出しをし、そして偉そうなことを書いていますが、わたしもそう思っていた一人なんですよね。

2014年にUltraに参戦して、「なるほど。確かに音楽は好きだけどわたしには向いてないかも」なんて思ったわけです。

40代でも現役バリバリのDJもいるけど、本音を言うと20代半ばになってくるとクラブでイェーイみたいなのももう辛くなってきた。

Party all night?

もう日付が変わったら寝たいんですよ、こっちは。

そうやってエレクトロダンスミュージック自体からも遠ざかっていきました。

 

EDMは本当にビッグパーティな要素が強かったので、それに苦手意識を感じた人も多いんじゃないかなと思います。

だからといってその周辺の音楽までシャットアウトするのはもったいない。

バンド音楽も同じで、会場の独特な雰囲気に染まれたら楽しいんだろうけど、正直ライブに行くのはちょっとキツイなと思うバンドはいます。

 

今回この記事を書こうと思ったのは、友人と旅行に行った時に懐メロとしてEDMを久しぶりに聴いたり、結婚式(詳しくはもう一つのブログ『倫敦式』を参照ください)で踊ったりして、音楽それ自体はすごく良いし楽しみ方もなんでもいいんだなぁと思ったこと。

そうやって昔聴いてた曲を聴き直したり、最近の曲もチェックしました。

別にクラブやフェスに行かなくても、近しい友人また自分一人で家で聴いて踊ったっていいんです。

自由に楽しんだらいいし、でもせっかくのいい音楽をなんとなくで拒否してたらもったいないよなーと思っただけです。

一つでも皆さんが「いいな」「悪くないな」と思う曲があったら幸いです!

 

tangerine