tange's daily squandering

I walk. I talk. I write stuff.

書き続けることの難しさと、伝えることの素晴らしさと

 

特にオチはないのだけれど。

 

 

 

前回の記事でおすすめの本を紹介したときのこと。

 

tangerine-squandering.hatenablog.com

 

 

ここで紹介した"BIG MAGIC"という本、ポジティブメッセージが詰まった背中を押してくれる本である。

著者は"Eat, Pray, Love (食べって祈って恋をして)"の作者でもある。

「書くこと」や言葉・文字に興味があるからか、作家の書く「書くこと」についての本は結構好きだ。

そしてOLやってる癖にビジネス系の自己啓発本を読むのは苦痛でたまらない。

"BIG MAGIC"は「書くこと」だけでなくクリエイターや何か始めたい人に向けてあるけど、スティーヴン・キングの『書くことについて』は作家に求められる姿勢から実際の技法まで親切に書いてあるし、荒木飛呂彦の『荒木飛呂彦の漫画術』もそれの漫画版といったところで、楽しんで読ませてもらった。

 

書くことについて (小学館文庫)

書くことについて (小学館文庫)

 

 

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

 

 

 

こういう方達の著書を読んでいて、一番励まされ、また好きなのが「とにかく書き続ける」ことの大切さを力説されているところだ。

「ちょっと興味がある」「これをするのが好き」誰にだってあるけど、その情熱を持ち続けて継続できる人は少ない。

そしてその中で上に挙げた本を出すくらい有名になれる人なんてほんの僅かで、そ子にはきっと運も才能も必要になるのかもれないけれど。

でも続けないと、それがあるのかさえもわからない。

「書くこと」一つとって言えば、スポーツと違って時間的な制限が少ないところがいい。

おばあちゃんになって有名になるかもしれないし、ならなくたって好きに物を書いてると何もしないより少しは人生の充実度が高そうだ。

この辺は結構みんな大きく構えてやっていて、上に挙げた作者も他で生活費を稼ぎながらいつか作家になると信じて書き続けた。

結果的におばあちゃんやおじいちゃんになる前に作家デビューできたわけだけど。

tangerineの2015年ベストアーティスト賞に輝いたバンド[Alexandros]も遅咲きと言われているらしいけど、おじいちゃんになってもデモテープを送り続ける気概があって会社員をしながら音楽をやっていたとどこかの記事で読んだ。

 

なんでこんなことを考えたかというと、もう少しで会社を辞めて新しい生活に移行するから。

そこで何を第一優先にやっていくかを決めなければいけない。

だから何が自分の生活を豊かにしてくれるのか、温めてきたことに挑戦しながら考えていこうと思っている。

大きな肩書きを得ようとかお金持ちになりたいとか、ゆとりらしくあまり欲はないのだけれど、自分が居心地よく豊かな人生を送りたいから。

 

昨日久しぶりに昔好きだったネット小説を読んだ。

昔好きだったと言ったけど、今もちゃんと好きな作品だった。

中学生の時にネット小説が流行って、でも「恋空」とか人が死んじゃう悲しい結末は好きじゃなかったから、なんとなく避けて通ってたところ唯一好きだったのがこの作品だった。

どうやって辿り着いたのか忘れたけど、その頃ちょうどUK音楽に興味を持ち始めた頃で、それ関連のランキングサイトからだったかなぁ。

日本人の女の子達がバンドを組んで憧れの地UKでデビューするという青春恋愛小説である。

中学生の頃に好きだった本には、残念ながら大人になって同じように感動できなくなった本もある。

でもこのネット小説、数年に一度思い出して何回か読んでいるし、その度にやっぱり面白いと思うし、少女の気持ちを取り戻させてくれる作品でもある。

そのサイト自体は10年間全く更新されていないけど、ありがたいことに本編は残っているから、時々こうして読んでいる。

作者の方はブログも書いていて、主に洋楽について(いい意味で)女の子の視点で面白い話を書いてらっしゃった。

今読んでも楽しいのだけど、こちらももう10年更新はされていない。

最後のエントリーが妊娠何ヶ月かの時期だったようで、その後お子さんが産まれて忙しくなったんじゃないかと思っている。

 

わたしがこの作品に出会った時にはもう全て物語が完結していて、サイトの更新は停滞していた。

それでもそんなに時間は経っていなかったから、掲示板に感想や応援コメントを書けば良かったと後悔している。

書いたからと言って、その方が作品の番外編を続けてくれたかというと違うと思う。

でもやっぱり伝えたかったし、歳は全然違ったけどUK音楽の話もしたかったし教えて欲しかったし友達になりたかったと思う。

その人にたくさんインスピレーションを受けたこと、書き続けてほしいこと、伝えたかったなぁ。

わたしも細々と音楽に関する記事を別サイトで書いたり(最近は停滞中)、このブログでも書いたりしたけど、その人には全然及ばないなと思う。

それでもこの前友人に、わたしが紹介する音楽が好きだから記事読んで全部聴いたって言われた時は純粋に嬉しかったから。

 

何が言いたいのかよくわからなくなった(よく迷子になる)けど、一日ずっとこんなことを考えてた。

でも仕事柄目を酷使したのか、帰ってきて家で2時間くらい仮眠して目を休ませるまで全くPCを見れなかったし書ける状態じゃなかった。

GWはブルーライトカットのメガネを買いに行こう。

そして少しずつ何か書いていこうと思います。

 

 

tangerine